蕎麦つゆ

わたしの頭の中では酢は500mlの瓶で、味醂は900mlの瓶に入っている。

昼に蕎麦を食べようとして蕎麦つゆを作った。
ひと口味見して、だしが悪くなっていたのか、と考えた。
我が家では鍋料理をする際に昆布だしを多めにとり、それを冷蔵庫にストックするのがならわしだ。

外出先の相棒に連絡を取り確認しようとしたがつかまらなかった。仕方なく、再度少量作ることにした。昆布だしはもうなかったが、市販の天然だしを利用してつくろうと考えたのだ。
濃縮タイプなので天然だしと水を等分入れ火にかける。
沸騰したところで醤油と味醂を入れる。
本来は醤油と味醂と砂糖を煮立たせたものとだしを合わせるのだが、私はいつも逆の順番で作ってしまう。砂糖も入れない。


味醂を少量入れた時、ふと違和感を覚えた。改めて見直せばラベルには「純米酢」の文字。900mlの瓶が酢であるとは思わなかった故の失敗。少量だったため味醂と醤油を足せばなんとかなると判断。とにかく昼の蕎麦を喰ってしまいたかった。
ところがなかなか酢の味は消えない。なんど足しても甘辛味のあとに酸っぱさがついてくる。ワサビを多めに入れて酸味をごまかしながら食べた。

問題はこれからだ。
鍋いっぱいに作ってしまった酢入りの蕎麦つゆ。水や味醂、あるいは砂糖や醤油で味を整えるのか・・。それともエイヤと捨ててしまうのか・・。

最近は奥井海生堂の、しかも羅臼産の昆布をつかっており、先程入れたかつを節もいつもより多めだった。醤油だって安くはないし、なにより鍋いっぱいの食材を捨てるというのがひっかかる。しかし簡単に酢の味が消えないのは数分前に体験済み。
あぁ・・。
あなたならどうしますか。

 

 

 

 

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